処分場・汚染土壌

遮水シート漏水電気検知システム Mr.センサー

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Mr.センサーとは、廃棄物最終処分場に敷設される遮水シートの健全性を、施工段階から供用中まで継続して短時間かつ確実に管理する電気式モニタリングシステムです。
遮水シート下の保護マットに、アルミニウムシートを一体化した面電極を敷設し、シート上部の保護土内に配置した固定電極(測定電極)との間で交流インピーダンス(交流電気抵抗値)を測定します。測定結果から分布図を作成し、追従機能によりシートの損傷位置を座標として正確に特定します。これにより、接合不良や破損の早期発見に貢献します。

詳細情報

Mr.センサーの原理

本システムは、電気的に高い抵抗を持つ遮水シートの特性を利用した漏水検知方式を採用しています。図1・図2に示すように、遮水シートを挟んで配置された測定電極と面電極の間に交流電流を流し、そのインピーダンス(交流抵抗)を測定します。電流は遮水シートそのものを通らず、周囲の土壌(保護土)を経由して流れるため、測定される土壌抵抗は電極間距離を反映します。また、遮水シートに損傷がある箇所では電流が集中し、周囲の土壌抵抗が低下するため、測定値が最小となる位置が損傷箇所に対応します。

特長

損傷位置を簡単・迅速に特定
損傷位置は、インピーダンス(抵抗値)の生データ分布図で特定できるため、複雑な解析を必要とせず、損傷位置を直感的に把握できます。現場での判断が早く、管理効率が向上します。

遮水シート全面の検査が可能
敷設時のピンホールや接合不良を含む遮水シート全体を検査でき、施工段階での品質確保に役立ちます。

高精度な計測を実現
遮水シート下部に面電極を全面配置することで、すべての計測点が同一条件で測定可能です。また、交流測定により測定誤差を抑え、廃棄物や周辺地盤の影響をほぼ受けない高精度な検査が行えます。

高耐食性・高耐久性の実績ある電極を採用
廃棄物の影響が懸念される環境でも、固定電極(測定電極)および面電極は試験・実績により高い耐食性と耐久性が確認されています。長期運用に適した設計です。

各施工段階で健全度を継続管理
遮水シートの敷設時、保護土施工後、さらには運用中まで、各段階でシートの健全度を継続的に確認できます。長期的な維持管理が容易になります。

施工・運用コストの削減に貢献
施工が容易で、測定機器やデータ解析の費用も比較的低いため、トータルコストを抑えつつ導入できます。経済性を重視する現場に最適です。

損傷検知までの流れ

遮水シートに損傷が発生した場合、システム画面上に損傷箇所の位置情報(埋設された測定電極名および座標)が表示されます。

システム構成

測定電極(埋設) 測定ポイントに十数m間隔で格子状に設置する電極。
・底面部:遮水シート上側の保護土内に埋設
・法面部:遮水シート上面に接着
面電極 測定電極との電位差を測定するための電極。
遮水シート下側の保護マットと一体化。
遮水シート下部の検査対象エリア前面に設置
自動測定装置 全電極のインピーダンスを自動測定。電極切換器を増設することにより測定電極数を増やすことが可能。
管理棟内に設置。
(1)周波数特性分析器
(2)ポテンショスタット(測定電源)
(3)電極切換器(150個の測定電極を接続)
(4)パソコン
(5)コントロールソフトウェア
  • 測定電極(埋設)

  • 面電極ターミナル(埋設)

システム機能

1. 測定データのコンター図表示
測定したデータを処分場の形状図上にコンター図(等高線図)として可視化します。

2. 漏水(損傷)位置の自動追従機能
シートに複数箇所の漏水(損傷)が発生した場合でも、追従機能によって確実に位置を特定します。

3. 漏水(損傷)位置の座標表示
漏水(損傷)が確認された際は、位置情報を座標で正確に表示します。 これにより、迅速かつ確実な補修作業が可能になります。

4. 定時自動測定機能(分単位で設定可能)
管理者が不在の場合でも自動で定期測定を行います。 

システムの検知目的別仕様

Mr.センサーは、検知目的やご予算に合わせて最適な仕様をお選びいただけます。

簡易タイプ
竣工検査と処分場運用開始後の希望日だけ損傷検査をする場合

フルシステム
常時損傷検査を遠隔地で実施する場合

遠隔監視・操作型フルシステム
常時損傷検査を遠隔地で実施する場合

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